Entries

近年のグーグルのエイプリルフールで一番スゲェと思うネタを語りたい

去る4/1(土)に、眼鏡なんでも即売会「眼鏡時空18」に参加してまいりました。
その節はありがとうございました。

さて、その日取りがちょうど4月1日=エイプリルフールだったことから、
せっかくなので何か関連することをしたい・・
ということで、グーグル大好きな自分としては

ここ数年のグーグルのエイプリルフールネタの中で一番好きなものを好きに語ろう!

と思い立ちました。実は、それについてはいつか語りたいと思ってたんですが
ちょうどいいキッカケがなかったんです;
というわけで、以下は眼鏡時空18の配布ペーパーに載せた文章をベースに
加筆修正したものです。よろしくどうぞ。
----------------------------------------------------

グーグルと言えば、
毎年4月1日にはかなり手の込んだ本気のエイプリルフールネタを仕込んでくる
ということでご存知の方もいらっしゃると思います。実際、グーグルの社内でも4月1日は
数ある記念日の中で最も重要な日として位置づけられており、たとえ仕事が増えることになっても
創造性のあるネタを全力で作ることを推奨されているとか。

グーグルは企業として、絶対に遊び心を失わないこと(たとえそのために仕事が増えることになっても)を固く決意していた。グーグルの企業文化にとって最も神聖な「祝日」は4月1日、つまりエイプリルフールだ。想像力を大きく羽ばたかせるように期待されている社員たちは、この日のために何ヶ月もかけて緻密に計画された悪ふざけの準備をする。スィーブン・レヴィ  仲達志 ・池村千秋(訳) (2011). グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ CCCメディアハウス 186p

グーグルマップ上でドラクエのモンスターやポケモンを探すプログラムを突っ込んできたり、
自社の日本語入力システムに絡めて非現実的な入力装置を開発してみたり……
それらのネタももちろん好きなのですが、私がここ数年で最もチャレンジングで異彩を放っており、
なぜもっと話題にならないのか!?と常々思っている大好きなネタがあります。それは……

2013年エイプリルフールにリリースされたネタ、「Google Nose BETA」です。

これは、グーグルがこれまで培ってきた最新技術を用い、インターネットを通じて
ディスプレイ画面からあらゆる物の「におい」を嗅ぐことができるという新機能。
検索結果の画面には新たに「香りを嗅ぐ」というボタンが現れ、ボタンを押すと鼻をできるだけ
画面に近づけるよう指示が表示される…… というものでした。
(最後まで操作を完了させると、さすがにウソであることがタネ明かしされました。)


ついにGoogleで「香り検索」ができるようになる/「濡れた犬」や「吸血鬼」はどんなニオイ?(Pounch)

なんだ、別に言うほどの仕掛けではないじゃないか、とお思いになったかもしれません。
確かに、グーグルマップのポケモンバージョン等と比べるとビジュアル的な見栄えは少ないと思います。
しかし……このグーグルノーズには、他のエイプリルネタとは一線を画す強力な仕掛けがあったのです。
それは、

ユーザがネット画面の向こうで、生身の体でリアクションを起こすこと

です。しかも、その「ディスプレイに鼻を近づけてにおいを嗅ぐ」という異様な行動を
うっかり目撃してしまう「第三者の存在の可能性」、更には
「それによって引き起こされる感情」までも計算ずくで設計されていることにあります……!

つまり、うっかりグーグルのウソに乗せられて画面のにおいをクンクンしてしまった人は、
まずはまんまと騙されてしまった悔しさを感じることになります。
しかし、それだけでは終わらないのがグーグルノーズのすごいところ……
もし、それがオフィスなど周囲に他の人達がいる状況であれば
そのおマヌケな行動を誰かに見られてしまったのではないか!?
といういたたまれない気持ちに襲われることになります。
(しかも、グーグルがにおいのサンプルとしてピックアップしているのが「おへそ」のにおい……
だったりしたのですw 恥ずかしいw)

目撃したのが事情を知らない人であれば、あの人は何変なことをしているんだと訝しがられる
でしょうし、反対にグーグルノーズのリリースを知っていた人であれば、当人がエイプリルフールの
ネタにキレイにひっかかってしまったということがバレバレです。
いやー、これは恥ずかしい!どっちにしろ恥ずかしい!

昨今ではネットのお祭りとして賑わうエイプリルフール、
これまでもたくさんのIT企業が参戦してきましたが
基本的にはディスプレイに映し出される画面上の仕掛けを楽しむものです。
そこにあって、ディスプレイの向こう側にいる生身の人間に特定の行動を起こさせる
という視点の鋭さにまずは驚かされます。
その上でそこに留まらず、更にもう一歩外側にある「第三者の存在」までも計算に入れて、
いわば「羞恥心の増幅装置」として利用してしまう
重層的な次元の広がり……!これには本当に参りました。感服です!

加えて、このネタについては自社サービスのプロモーション的な側面が一切ない、本当にタダの
本気のイタズラ臭がプンプンして、その点でも痺れましたね。
誰も得しないネタに大人が本気の全力を注ぐ。
その姿に非常に清々しい気持ちになったのを覚えています。

(この点については、進化論における「ハンディキャップ理論」と近いことが起こっているのではないか思っているのですが、それはまた機会があれば……)


以上が、2013年の「Google Nose BETA」が近年のネタの中でも
群を抜いて際立った存在であると私が主張したい理由です!

2013年当時からずっと「コレは本当にすごい」と思い続け、
この渦巻く思いを誰かに伝えたい、とずっと思っておりました。
ここに本意を果たすことができました(*´ω`*)
私の語彙力が足りなくてうまいこと表現できていないかもしれませんが・・
いくらかでも意図が伝わっていたら幸いです!

PS.最近のグーグルのエイプリルネタは前年の路線の踏襲のものが多いので、
できればもっと、ぶっ飛んでバカバカしくて、心の底から「やられた~!」って
思えるものが出てきたらいいなあ~ って思います。贅沢ですがっ!w
スポンサーサイト

Appendix

プロフィール

週子

Author:週子 
Twitter:sd_yabusaka_f
sd.yabusaka☆gmail.com (☆→@)
コミケWebカタログ

書店委託中

シリコンバレーの懲りない面々 4コマ劇場
★在庫切れの際はすみません。再販希望ボタンで再発注かかるかも?

booth通販

シリコンバレーの懲りない面々 4コマ劇場 mini シリコンバレーの懲りない面々 4コマ劇場

オンリーユー再版

その日、彼女の検索参照先が変わりました。 シリコンバレーの懲りない面々2.0~もふもふと宣戦布告のレッドオーシャン
★オンリーユー再版のご注意→

Twitter